夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるま昆布長の解説

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縦隔は特定の臓器の名称ではなく、胸膜によって左右の肺の間に隔てられた部分を指し、心臓、大血管、気管、食道、胸腺、リンパ節、神経節などの臓器が存在する場所をさします(図1)。縦隔腫瘍とはこれらの縦隔内の臓器に発生する腫瘍(できもの)の総称です。発生年齢も多様で小児から高齢者まで発症し、悪性から良性まで多様です。

2000年の手術症例をまとめた報告では、全体の約4割は胸腺腫が占めており最も多い腫瘍です。次いでのう胞が15%、神経原性腫瘍が13%となっており、悪性度の高い胚細胞性腫瘍、胸腺がん、悪性リンパ腫がそれぞれ5~10%を占めています。縦隔腫瘍は一般に比較的まれな腫瘍であり、20~50歳代の方に多く加齢とともに減少します。サイズが小さいと無症状のことが多く、また胸部エックス線画像では心臓や大血管に重なってわかりにくいため、CT検査を受けて偶然見つかることも多いです。

【症状】

 多くの場合無症状で、検診や他の病気の検査中にはじめて発見されます。しかし腫瘍が周りに拡がると、胸痛、肩痛、せき、喘鳴(「ぜんそく」のように呼吸時にゼーゼー、ヒューヒュー音がする)、嗄声(声がかすれる)、呼吸困難、嚥下障害(ものを飲み込んだときにつかえる感じ)などが出現します。

【検査】

 診断はまず、胸部エックス線画像、胸部CT検査、核磁気共鳴診断(MRI)、超音波検査などを組み合わせて画像診断を行います。それをもとに、エックス線や超音波で誘導しながら針を刺して病気の組織を取り出し(生検)、病理診断(顕微鏡による診断)をします。良性から悪性まで、多種多様の腫瘍がありますが、縦隔を上縦隔(縦隔の上の方)、前縦隔(縦隔の前の方)、中縦隔(縦隔の真ん中あたり)、後縦隔(縦隔の後ろの方の部分)に分けると、腫瘍の種類によって発生しやすい場所が分類されます