男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は14日、シングルス準々決勝が行われ、BIG4の一人である第2シードのA・マレー(英国)が第10シードのJW・ツォンガ(フランス)に6-4, 6-4のストレートで勝利してベスト4進出を決めた。この結果により、第4シードの錦織圭(日本)は準決勝でマレーと対戦することが決まった。
両者14度目の対戦となったこの試合、マレーは強烈なフォアハンドでツォンガを攻めてミスを誘い、自身のペースを掴んでいった。第2セットではツォンガの多彩なプレーにおされる場面もあったが、最後はマレーが取りきって勝利した。
世界ランク3位のマレーは今季3勝をあげており、グランドスラムでは全豪オープン準優勝、全仏オープン・ウィンブルドンで4強入りを果たしている。
今大会では2009・2010年で2連覇、それ以降では早期敗退が相次いでいたが、今回5年ぶりのベスト4入りとなった。
準々決勝では、第7シードのR・ナダル(スペイン)をストレートで撃破した世界ランク4位で第4シードの錦織と対戦する。
錦織とマレーは6度目の対戦となり、対戦成績は錦織から1勝4敗。錦織は昨年のATPワールドツアー・ファイナルズでマレーから初勝利をあげた。直近では今年のマドリッド・オープン準決勝で対戦しており、その時は錦織がストレートで敗れている。
錦織は準々決勝でのナダル戦に続き、2戦連続でBIG4との対決となった。