東北地方では、6月の雨量が少なくなっています。
ウェザーニュース会員のみなさんからは「秋田市北部は雨は降らないです。土地改良区の溜め池は干上がり寸前。」(秋田市)などという声も寄せられています。
▼6月これまでの雨量
※（）内は平年比
・青森20.5mm（27％）
・秋田46.5mm（40％）
・盛岡37.5mm（34％）
・山形45.0mm（41％）
・仙台39.5mm（27％）
・福島71.0mm（58％）
平年の半分に満たない所が多く、青森や仙台では、平年の27％しか雨が降っていません。
このため、農作物などへの影響が心配されます。
雨が少ない原因は、梅雨前線の北上が例年より遅れていること。東北エリアは、まだ梅雨入りも発表されていません。
【梅雨入りはいつ？】
平年の梅雨入りは、東北南部で6月12日、東北北部6月14日で、すでに2週間ほど遅れています。
東北南部の最も遅い梅雨入りは、1967年の6月26日ですが、今年は48年ぶりに記録を更新して、最も遅い梅雨入りとなる可能性があります。
この先、土曜日にかけて梅雨前線が一時的に北上します。
低気圧の影響もあり、東北エリアも27日（土）～28日（日）に雨が予想されます。この雨をきっかけに、梅雨入りとなりそうです。
また、この週末の雨が少ないと、次に梅雨入りが考えられるのは、7月初旬。7月に入ると、梅雨前線や上空の寒気の影響で、雨の降る日が多くなる見込みです。
