加茂水族館、奥泉氏が館長就任へ 村上館長はシニアアドバイザーに
[03/17 08:15]
今月末で勇退する鶴岡市立加茂水族館の村上龍男館長（75）が、シニアアドバイザーとして同水族館に残る見通しであることが16日、分かった。後任には奥泉和也副館長（50）が就くとみられ、村上館長は経営面などで新館長を支える。
関係者によると、同水族館を管理・運営する市開発公社側から今月上旬、村上館長に話が伝えられ、受け入れる意向を示した。村上館長は昨年2月、同公社側から打診を受けて勇退を決めて以来、同水族館の現場を知り、経験豊富な奥泉副館長を後任にするよう要望していた。
村上館長は市職員として1966（昭和41）年に水族館の飼育主任に配属された。第三セクターに売却された67年に館長に就任。入館者は一時低迷したものの、クラゲ展示に特化した取り組みで集客をＶ字回復させた。同市出身の奥泉副館長は庄内農業高卒業後の83（同58）年、アシカ飼育員として勤務。2007年から副館長を務め、現在本紙で「クラゲ不思議図鑑」を連載している。
