落語でいう「マクラ」が長くなりましたが、われわれが週末や休日に医者にかかると、「休日診療加算」といって、ようは、「休みなのにあなたを診察したから特別料金くださいな」なのだが、これでトラブルになっている医院があった。
正月に放送されたテレビ朝日「スーパーJチャンネル」の特集やTBS「金スマ」、NHK「ドキュメント72時間」で取り上げられた、日本唯一といっていい、フリーの救急医院「川越救急クリニック」でのこと。おいらも興味があって、ずっと院長のブログを追っていた。
埼玉県は全国ワースト2位の「救急車たらいまわし」が多い県で、何とか打破したいと、院長が独立して開業したのだが…
埼玉県は全国ワースト2位の「救急車たらいまわし」が多い県で、何とか打破したいと、院長が独立して開業したのだが…
先日、保険支払基金から連絡が・・・・
•川越救急クリニックは日曜・祭日も診療日に公示しているのに、日曜・祭日に休日診療加算を請求するのは適切ではありません。
•先日、受診した患者さんからそのような連絡がありました。
•川越救急クリニックは日曜・祭日も診療日に公示しているのに、日曜・祭日に休日診療加算を請求するのは適切ではありません。
•先日、受診した患者さんからそのような連絡がありました。
救急医療の現場はほとんどが赤字運営である。
当院も外来診療はほぼトントン、夜間は救急車以外は赤字である。
病気や怪我に休日はない・・という理念のもとに他院が診療しない日曜・祭日もできるだけ診療を続けてきた。
休日加算があると黒字になる。そしてその黒字幅が平日の赤字をなんとか補ってきたのである。(それでも暖かい6〜8月は赤字が続く・・・)
皆が休んでいる休日に働くんだから加算してもらって良いよね・・・という理解でやってきた。
そして5年間、お咎めなしだったので、そういう解釈で良いのだと思っていた。
さらに、多くの患者さんに、『明日検査した方が休日加算取られないから安いですよ』と言うと、『いやいや日曜日に診てもらえるんだからそれくらいは払いますよ』と言っていただいた。
一人のクレームが、我がクリニックの経営を追い込み、休日・日曜を休診にせざるを得ない状態にさせる。
一人のクレームが、我がクリニックの経営を追い込み、休日・日曜を休診にせざるを得ない状態にさせる。
そして杓子定規に解釈する支払基金である。
あなた方のせいで救急医療は危機を迎えるのだ。
やるべきは医療費削減ではない!日本の医療を立ち直らせることなのだ。
支払基金の審査委員は肝に命ずる必要があろう。
4月以降、我がクリニックは日曜・祭日を休診とします。
緊急度の高い救急患者さんのみ現在と同じ時間帯に診療いたします(休日加算を請求いたします)。
休日加算を請求するために、困っている患者さんを診れない状況は本末転倒であると思います。
が・・・日本という国はそんな国なのです。
御了承ください。
ちょっと心配していたところ、朗報が先日。
なんとこのブログを埼玉県保険医協会の方が読んでいて、「休日加算算定して良いですよ」というご連絡をいただきました!
なんとこのブログを埼玉県保険医協会の方が読んでいて、「休日加算算定して良いですよ」というご連絡をいただきました!
上記の赤字部分が該当部位ですが、この文面を見ると算定して良いように見えますね。
皆様にご心配をおかけしましたが、今まで通りで診療が続けられそうです。
たくさんの応援メッセージありがとうございました。
心から感謝致します。
今後もどうぞよろしくお願い致します。
まぁ、クレーマーはどこにでもいるわけで。
ちなみにここの看護師さんがすごいんです。
TVアニメ「まじっく快斗1412」の主題歌を歌っている女性バンドです。
リードボーカルは瀧本美織さん。あのSONY損保のCMで、『自動車保険ナンバー1!』ってやってる女性です。でも、ボーカルだと印象が全然違いますね・・・・
TVアニメ「まじっく快斗1412」の主題歌を歌っている女性バンドです。
リードボーカルは瀧本美織さん。あのSONY損保のCMで、『自動車保険ナンバー1!』ってやってる女性です。でも、ボーカルだと印象が全然違いますね・・・・
TVアニメ「まじっく快斗1412」
毎週土曜日17時半〜
読売TV系列(東京は日テレ)
※ちなみに1月まで。2月からテーマ曲が変わります。