オリックス・三ツ俣大樹内野手(22)と中日・岩崎恭平内野手(28)の交換トレードが成立したことが28日、分かった。29日にも両球団から発表される。
18年ぶりの優勝を狙うオリックスは、正二塁手の平野恵の左ふくらはぎの状態が万全でなく、出場選手登録を抹消中。レンジャーズ傘下の3Aを自由契約となった元日本ハムの田中の調査にも動いていた。岩崎は今季18試合に出場しており、堅実な守備に加えて、走塁のスペシャリストとしても有名。積極的な走塁を仕掛ける森脇監督の戦術にはピッタリの選手だ。
一方、ベテラン選手を多く抱える中日は、22歳と若い三ツ俣の将来性に期待。内野ならどこでも守れる器用さもある。7月31日の補強期限を前に両球団の思惑が合致しての駆け込みトレード成立となった。
◆三ツ俣 大樹(みつまた・だいき)1992年(平4)5月11日、東京都生まれの22歳。修徳では投手兼4番。甲子園出場なし。10年ドラフト2位でオリックス入団。1軍通算成績は32試合で打率・188、2打点。今季は2試合出場。1メートル77、80キロ。右投げ右打ち。
◆岩崎 恭平(いわさき・きょうへい)1986年(昭61)4月4日、神奈川県生まれの28歳。東海大相模から東海大を経て、08年ドラフト3位で中日入団。1軍通算成績は78試合で打率・205、1本塁打、2打点。今季は18試合出場。1メートル78、73キロ。右投げ左打ち。