弟子の暴走・親子の暴走・親方の失態。
写真は日曜日、負けた腹いせに、支度部屋の風呂にある棚の板を、若ノ鵬が肘で穴をあけられた後。その数時間前、その親方の間垣親方(二代目若乃花)が、弟子をしないで叩いたとして厳重注意。向こう岸では豊桜(陸奥部屋・塩撒きの北桜の実弟)が、日頃の態度が悪いと、お玉でガンガン叩きのめし、8針縫う怪我をしてやらかして厳重注意、ボクシングでは亀田親子が、ジムから契約解除をしたものの、過去のギャラ未払いだのともめる始末で、国会は次の総理総裁候補がほとんど育っていない有様であります今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。 育てるということは大変難しく、高校なら部活で、本来ならそのスポーツの素晴らしさを教えるはずが、学校や自治体の、はたまた彼らの将来のためと称した勝ち負けにこだわる指導になっているのも事実。(出るからに勝つというのは、私は賛成ですが。)大相撲も、再発防止委員会が出来たとはいえ、むかしがたきの指導をかえるのは容易ではないと思われる。
外国人力士なら尚のこと。「格闘技」の気質でやっている力士も当然居るし、むかしなら「殺すつもりでいけ」等という親方も居たとか。文化の違いや、しきたりを、もっと丁寧に教える環境も大事なような気がする一方で、日本人力士にも言えるのだろうか。
その大相撲は、朝青龍という牙城が崩れた。なんかいつもの場所より身が入っていない気がする。噂にある「モンゴル興行の準備が進んでいない」や、「10.31、東京地裁へ現役横綱証人出廷」というのが、少なからずプレッシャーになっているのかな。
ただ、琴欧洲が仮に優勝したとして、来場所は来場所。あのデリケートな名メンタル面を、どう乗り越えるかが見ものといえるでしょうね。