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大雨など特別警報と噴火警報 緊急速報メール配信終了へ 気象庁
2022年10月18日 14時15分 気象
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災害の危険が迫った際に送る緊急速報用のメールについて、気象庁は大雨や暴風などの特別警報と噴火警報の配信をことし12月末に取りやめると発表しました。気象庁は去年、配信をやめる方針を示したものの自治体などから戸惑いや懸念の声を受けて撤回し、その後、市区町村への調査で情報の伝達に支障の無いことが確認できたためだとしています。
気象庁の緊急地震速報や津波警報など災害や避難に関する情報を速やかに知らせるため、携帯電話事業者は「エリアメール」や「緊急速報メール」という名称でスマートフォンや携帯電話に情報を配信しています。
このうち大雨や暴風などの特別警報と、噴火警戒レベルが4と5に当たる噴火警報について、気象庁は去年10月に取りやめると発表しましたが、自治体や専門家などから戸惑いや懸念の声が相次ぎ、長谷川長官が陳謝して配信の取りやめを見送る事態となっていました。
このため気象庁は、去年12月から半年ほどかけて全国すべての市区町村を対象にアンケート調査を行い、大雨などの特別警報や噴火警報が緊急速報メール以外の手段でも住民に伝達されていることが確認できたとして、ことし12月末配信を取りやめると発表しました。
緊急地震速報や津波警報・大津波警報はこれまでどおり配信されます。
気象庁の西潟政宣防災企画室長は「住民が情報を受け取ることができる手段が減ることはあるかもしれないが、緊急時の自治体へのサポートや住民の早期避難に関する意識の向上に今後も努めたい」としています。