時代の流れによって、対応が難しいことはよくありますな。
昨今のコロナも、感染防止で帰郷も墓参りも、甲子園観戦もままならない状況に。
そんな中、二つの時代の変化に考えさせられることが。
日本ボクシング連盟がTBS系「サンデーモーニング」に抗議文…張本氏の女子ボクサー揶揄発言に(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
ようは「張本氏が「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな? 嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」とコメントしていた。」と。
それに対し協会側が、「ボクシングを愛している方々のためにも、女性ボクサーを誤解されたくないため、抗議文を出した」とした。張本氏に対しては「もう少し理解をもって女性ボクサーを見てもらいたい。入江選手、(銅メダル獲得の)並木(月海)選手も礼儀正しく、女性らしい人格を持った選手です。だれに対しても模範となる女性であります。サンデーモーニングさんには、スポーツの楽しさや価値観を伝えていただけるようお願いしたい」と苦言を呈した。という。
張本さんの見方も、わからないでもない。ただ昨今はスポーツ分野の女性進出は著しい。格闘技界にも結構いるし、女子プロレスなんか昔からある。もっと寛容に見てほしいという気もする。
一方で、時代の流れという一言では片づけられぬものも。
日本ハム・中田は「突発的に腹を立てて手を出した」 川村球団社長が会見「被害の選手に落ち度はない」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
中田の暴力行為は4日、函館で行われたエキシビションマッチ・DeNA戦の試合前にあった。川村社長は「一定の会話を行っていた中、中田選手が突発的に腹を立てて、手を出した。被害を受けた選手に落ち度はない。幸いにして被害者についてはプレーに支障はない」と説明。「本来はチームの中で懇意な2人だったと聞いている」と続けた。
なんか侍ジャパンに水を差さぬよう、後々発表した感がぬぐい切れない気がする。
体育会系はとても上下関係が厳しい。時に小間使いし、付け人のようにつるむことがあり、それが伝統化されている。
ただ昨今は穏便に育てられた子供が増え、そうもいかなくなった。「無理へんにげんこつと書いて弟子」という相撲界も、今や弟子も個室を与えたり、手をあげたりできないという。
ただ中田の場合、自分の不調をあたりに八つ当たりした感が強い。本来なら侍ジャパンの4番を任されていた身。非常に惜しい。このまま消えるのだろうか。