酒田市中心部にあるマリーン5清水屋が、今月中旬にも閉店する方向で内部での検討が進んでいることが1日、複数の関係者への取材で分かった。清水屋は日本百貨店協会には加盟していないが、デパート形式での営業をしている。今年5月の社長死去後、経営体制の再建を含め、今後の在り方について検討が進められていた。
清水屋は呉服店を前身に1950(昭和25)年、清水屋デパートとしてスタートし、78年に現在の酒田セントラルビルでマリーン5清水屋としての営業を始めた。94年には中合清水屋店となり、中合が運営から撤退後の2012年、マリーン5清水屋として再スタートした。社長として経営を仕切っていた成沢五一氏が5月下旬に亡くなったものの、次期社長の選任は進んでいなかった。先月23日からは在庫一掃セールなどを行っている。