鶴岡市から
今日（12月2日（水））の市コロナ対策本部ではいくつか大事なことが話し合われた。
資料は既に市HPにアップされている。口頭で報告されたこともあるのでいくつか補足したい。
市藤島庁舎産業建設課職員が「擬陽性」となった件については、本日陽性と公表されたが、同時に現時点では他人に感染させることはないものであることも分かった。県内でも初めてのケースらしい。「国内外の知見によると、発熱等の症状が出てから７日～10日程度経つと、仮にPCR検査で陽性であった場合でも、感染性は極めて低くなる」ことがわかっている（令和2年11月25日厚生労働省結核感染症課事務連絡）。つまり当該職員は、発症から日数が経過しており、ウイルスのかけらのようなものは検知されたが、他人に感染させるような状態ではなく、既に退院基準を満たしている、とのことだった。出勤しても問題ないとのことだった。ただし、市藤島庁舎職場関係者（約18人）に関しては、濃厚接触者に該当するのかなど引き続き庄内保健所に鶴岡市役所が協力して調査を行う必要があり、その結果が出るまで藤島庁舎産業建設課の閉鎖を継続する必要があり、関係職員には在宅勤務を命じている。市民の皆様にはご不便、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
もう一つ市立小学校１校、中学校１校を臨時休業している件については、本日２日（水）～４日（金）まで３日間に分けて小学校関係者20名程度、中学校関係者50名程度のPCR検査を順次実施していく。こちらも既に日数を経過しており、仮に陽性であっても他人に感染させるものではないという結果が出ることも想定される。PCR検査の結果は土曜日頃には判明する見通しであり、来週から学校を再開できるように保健所と連携して取り組んで行く。
大規模なPCR検査となったが、庄内保健所と連携し、必要な追跡、対応が行われており、市民の皆様には冷静な対応をお願いしたい。感染者、濃厚接触者、更には医療従事者等への差別・偏見などは決してあってはならず、この点は改めてお願いしたい。感染拡大防止には早期発見が大事であり、症状がある場合には、ためらわずにかかりつけ医等への相談をお願いします。大切な人を、そして自分自身を守るために。
