◇全日本大学駅伝(2020年11月1日 愛知・名古屋市熱田神宮―三重県伊勢市伊勢神宮)
全日本大学駅伝は1日、愛知・名古屋市熱田神宮―三重県伊勢市伊勢神宮の8区間106・8キロのコースで行われ、駒大が5時間11分8秒で6年ぶり13度目の優勝を果たした。トップと23秒差で東海大が2位。3位で明大が続いた。
今季はコロナ禍により出雲全日本大学選抜駅伝が中止。今大会が東京箱根間往復大学駅伝と合わせた「大学三大駅伝」の初戦となった。
駒大は加藤淳(4年)が1区(9・5キロ)を先頭集団の前方につけつつトップと6秒差の3位発進。2区(11・1キロ)で花尾恭輔(1年)が9位に後退するも、3区(11・9キロ)の鈴木芽吹(1年)が8位、4区(11・8キロ)の伊東颯汰(4年)が7位まで追い上げた。
さらに、酒井亮太(2年)が5区(12・4キロ)で快走し積極的な走りで3位に浮上。6区(12・8キロ)では山野力(2年)が1つ順位を落としたが大きく乱れることなくタスキをつなぎ、7区(17・6キロ)で小林歩(4年)の力走により3位に追い上げた。
すると、ラスト8区(19・7キロ)でアンカー・田沢廉(2年)が激走。9キロ地点でトップを走る青学大を捉え、東海大・名取とともに先頭を並走した。けん制し合う混戦が続く中、最後は田沢が仕掛けてスパート。見事トップでフィニッシュして「やったー!」と叫びながらゴールテープを切り、6年ぶりの頂点に輝いた。
【上位成績】
1位 5時間11分8秒 駒大
2位 5時間11分31秒 東海大
3位 5時間12分24秒 明大
4位 5時間12分42秒 青学大
5位 5時間13分4秒 早大
6位 5時間13分15秒 東洋大
7位 5時間14分40秒 帝京大
8位 5時間14分43秒 順大
※8位までが来年のシード権を獲得
9位 5時間15分16秒 国学院大