日本相撲協会は10日、東十両14枚目の富士東(33)ら玉ノ井部屋の力士18人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。5日夜に感染が判明した幕下以下の力士を含め、同部屋の感染者は計19人となった。
玉ノ井部屋は最初の感染者が発生した段階で、速やかに足立区保健所に相談。濃厚接触者だけでなく部屋所属の協会員32人が検査を受け、この日までに新たに感染者18人が判明した。計19人の感染者のうち、12人は医療機関に入院しているが、いずれも軽症。他の7人は症状が見られず、現状は部屋内で隔離を行っており、今後、入院治療を行う予定という。
これに伴い、玉ノ井部屋は師匠の玉ノ井親方(元大関・栃東)と28人の力士全員が秋場所(13日初日、両国国技館)を休場することになった。