全日本柔道連盟(全柔連)は27日、福岡国際センターで4月4、5日に無観客として開催予定だった東京五輪最終選考会の全日本選抜体重別選手権(西日本新聞社など共催)の延期を決定した。新型コロナウイルスの感染者が国内で急増している状況を受けて判断した。
柔道の東京五輪代表は男女全14階級のうち13階級が既に決定。唯一決まっていない男子66キロ級に昨年の世界選手権覇者の丸山城志郎(ミキハウス)と、17年と18年の同選手権を制した阿部一二三(日体大)が出場し、代表を決める方針だった。
東京五輪が1年程度の延期となったことを受け、すでに決まっている代表の処遇は4月中旬の常務理事会で協議する方針。男子66キロ級の代表選考の方向性についても、ここで話し合われるとみられる。