JR山形新幹線と奥羽本線は、携帯電話などが使えなかった山形と福島の県境を結ぶトンネルの一部で、24日から通話や通信ができるようになります。
山形新幹線と奥羽本線では、これまで、新庄市と福島市の間にあるあわせて19本のトンネルで電波が遮断され、携帯電話の通話やインターネットの通信などができませんでした。
このため、JR東日本は利便性を向上しようと、国の補助金をもとに通信事業者と協力して、電波を中継する設備をすべてのトンネル内に設置する工事を進めています。
JRによりますと、米沢市の板谷駅と福島市の赤岩駅を結ぶ区間にあるあわせて6本のトンネルで設置工事が終わり、24日の始発から携帯電話で通話できるようになるということです。
また、無線通信の「Wi−Fi」も無料で利用できます。
JR東日本は、残る13本のトンネルについても中継設備の設置を進めていますが「工事が完了する時期は未定だ」としてます。