来季の日本一奪回へ、巨人が補強に動き出す。国内フリーエージェント(FA)権を持つ楽天・美馬学投手(33)とロッテ・鈴木大地内野手(30)の獲得調査を行っていることが23日、分かった。
美馬は東京ガスから、2011年にドラフト2位で楽天入団。主に先発で活躍し、通算9年間で51勝60敗、防御率3.82をマークしており、先発陣が手薄なロッテも調査を進めている。
鈴木は内野の全ポジションを守れるユーティリティープレーヤーで、今季はキャリアハイの打率.288、15本塁打、68打点をマーク。行使すれば、楽天、中日などとの争奪戦になりそうだ。海外FA権を行使して、米大リーグ挑戦が有力となっている西武・秋山についても、国内移籍に方針転換した場合に備え、動向を注視する。
外国人についても最優秀中継ぎ投手のタイトル(41ホールド)を獲得した中日・ロドリゲスの調査をスタート。救援陣の強化も課題となっており、阪神・ジョンソンの動向も注視する。先発で8勝を挙げた中日・ロメロについても調査を続ける。また、2年間で6勝のヤングマンと今季6セーブに終わったクックは退団が決定的となった。