弱みに付け込む。これが詐欺の「掟」
なんでも詐欺になる今日この頃。どっかの町で、施設運営だかなんだかで、銀行の利子よりもいい投資話みたいなのを持ちかけ、聴力利用者(耳の不自由な方)に、合わせて20数億円を荒稼ぎしたとして、女社長がお縄を頂戴するという。ほとんどは私的流用らしく、問題の施設も、いわゆる「開店休業」状態らしい。この事件、なんだったかで取り上げられたのを見たことがある。しかし検察も動かないね。泳がしていたのか何なのか、3年もほったらかしてこんなにすくすく大きくさせてしまうんだから。(意味は違うか。)
確かに信用するかも
車椅子利用者や、そういった身体の障害を持つ方の施設や整備、目の不自由な方の点字などは整備されつつありますが(十分とはいえませんことを付け加えておく)、聴力障害者にとってのそういった類は、テレビの「文字放送・字幕放送」や「手話ニュース」程度しかなく、さらに手話を出来る人も、周りになかなかいないのも現実であります。本当ならホテルのフロントや病院の受付、銀行・郵便局など、ありとあらゆる最低限の公共施設なら、手話のできる方がいて当たり前なのですがねぇ。まぁ交響楽団の指揮者なみに大変だと聞いていますが。災害などでは、情報が分からず真っ先に不安になるということです。(手話や字幕スーパーで速報しないため)そこにきて、セールスに来たのは断ればいいが、相手は流暢に手話で説明し、利用者からすれば、「信頼できるかも」と思われがちでありますな。弱みに付け込む、しっかり後々のために蓄えた財産がなくなるわけですから。
われわれ利用者も、そういう「甘い話」に乗らぬようにしたいですな。