ことし9月の電気料金は、火力発電の燃料になる天然ガスなどの価格が下落したため、大手10社のうち7社が値下げになります。
大手電力会社の発表によりますと、ことし9月の電気料金は使用量が平均的な家庭で、中部電力が前の月に比べ96円、東京電力が70円、東北電力が52円、関西電力が49円の値下げになります。
また、中国電力が31円、九州電力が27円、四国電力が11円の値下げです。これは火力発電の燃料となる天然ガスや石炭の輸入価格が下落したためです。
一方で原油の輸入価格は上昇したため、石油火力の発電割合が比較的高い、北海道電力は18円、沖縄電力は8円の値上げになります。北陸電力は価格に変化はありません。
9月のガス料金については、天然ガスの輸入価格が下落していることから大手4社すべてが値下げします。
使用量が平均的な家庭で大阪ガスが82円、東邦ガスが81円、東京ガスが76円、西部ガスが61円の値下げになります。