のり面崩落 蔵王ジャンプ台閉鎖
06月21日 13時10分
ワールドカップの会場にも使われている山形市のスキージャンプ台、「クラレ蔵王シャンツェ」でコース脇の「のり面」の一部が崩れているのが見つかり、少なくとも来月まで閉鎖されることになりました。
「クラレ蔵王シャンツェ」は、毎年、女子のワールドカップの会場にも使われているノーマルヒルのジャンプ台で、夏場もトップ選手や実業団のほか、地元の高校生などがトレーニングに利用しています。
ところが、ことし４月下旬に山形市の職員が点検したところ、ジャンプ台のスタートゲートへの移動に使う「スロープカー」の乗り降り口の近くと、飛び出し部分の近くにある審判用の建物の裏側のあわせて２か所で、のり面が崩れているのが見つかったということです。
このため、施設を管理する山形市は、補修工事が終わるまで施設を閉鎖することを決めました。
市では、来月中に補修工事を終えたいとしていますが、再開は早くても８月以降になる見通しだということです。
「クラレ蔵王シャンツェ」は、平成２８年から夏場も利用できるようになりましたが、この時期、閉鎖されるのは初めてです。
山形市は、「利用者にはご迷惑をおかけしますが、安全対策の工事を早期に行うのでご理解を頂きたい」としています。
