楽天の銀次内野手(31)が7日に行われたオリックス戦(京セラD)の9回、プロ14年目にして初めて捕手のポジションについた。
楽天は3点を追う9回、ベンチ入り2人目の捕手・足立に代打を送り、オリックスの守護神・増井を攻略。同点としたまではよかったが、捕手がいなくなり、その裏、プロには捕手として入団した銀次がマスクをかぶる“緊急シフト”を敷いた。
だが、この緊急事態にも銀次は二盗を試みた西浦を強肩で刺すなど“急造捕手”とは思えないプレーぶり。インターネット上を「銀次がキャッチャーやってる」「銀次キャノン」などと騒然とさせ「銀次」はあっという間にツイッターのリアルタイム検索で1位へ駆け上った。
また、「キャッチャー銀次と聞いて、すぐさまキムタクを思い出した」と2009年9月4日のヤクルト戦(東京D)で急きょ捕手を務めた当時巨人の木村拓也さんを思い出す人も続出。
内外野を守るユーティリティープレーヤーとして知られた木村さんは巨人コーチを務めていた2010年4月2日、広島戦(マツダ)の試合前に行われたシートノック中にくも膜下出血で倒れ、帰らぬ人に。木村さんが37歳で亡くなった命日がこの日と同じ4月7日とあって「木村拓也の命日に銀次がマスク」「天国でびっくりしてるやろうね」などの声も挙がっていた。