鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で25日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれた。ふわふわの白い産毛とつぶらな瞳を持つ愛くるしい姿で、来館者の注目を集めている。
同日午前7時半ごろ、職員がアザラシプールを巡回した際、地面に赤ちゃんがいるのを見つけた。母親のゆき(8)と父親のコロ(23)の子どもで、体長65センチ、体重8.9キロ。昨年3月に生まれた「しょうへい」のきょうだいにあたるという。昼ごろには鳴き声を上げたり、母親に寄り添い母乳を飲んだりして元気な姿を見せていた。
家族と訪れた日本女子大2年関彩加さん(20)=東京都町田市=は「ふわふわしていてかわいい」とにっこり。飼育課の伊藤愛さん(27)は「元気そうでほっとしている。すくすく育つことを願っている」と話した。今後は授乳期を終えてから、個室に移り魚を食べる練習を始める。2、3週間後に産毛が抜け、性別が判明してから名前を募集する予定。