警視庁に入った連絡によりますと、20日午後3時20分ごろ、東京 千代田区霞が関にある東京家庭裁判所の玄関付近で若い女性が男に刃物のようなもので刺されたということです。女性は首を刺されて意識不明の重体になっていて、病院に搬送されたということです。
女性を刺したのは30代のアメリカ国籍の男で、現場から逃走していましたが、近くの日比谷公園付近で警察官に取り押さえられたということです。
男はナイフを所持していて、みずからもけがをしているということで、警視庁が詳しい状況を調べています。
東京家庭裁判所は東京 霞が関の官庁街の一角にあり、周辺には東京地方検察庁や弁護士会館などもあります。
目撃した男性は
近くの法律事務所でアルバイトをしている20代の男性は「東京地方裁判所に用事があり、近くを歩いていたらナイフを両手で持った男が走ってきた。自分も危ないと思って逃げる時にほかの通行人とぶつかってけがをしてしまいました。男はそのあと、警備員のような人に追いかけられ、日比谷公園の方へ走って逃げていった。霞が関でこんな事件が起きて驚いています」と話していました。