夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるまエンタテインメント

日曜夜の激戦区に大異変が起きた。2月24日夜8時台の視聴率(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)は、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)が16.3%、「ポツンと一軒家」(朝日放送/テレビ朝日系)が16.4%――。

 その差はわずか0.1ポイントではあるけれど、「ポツン」が番組開始以来、初めて1位となり、長らく同時間帯のバラエティ番組の王者に君臨していた「イッテQ」を1位から引きずり下ろす形となったのだ。果たしてその要因とは何なのか。

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「ついにこの日が来ましたか……。『ポツン』は特番のころから評判も良く、昨年10月にレギュラー化されて以来、視聴率が2桁を割ったことがありませんでした。前回放送された2月10日の放送では15.2%とレギュラー化してから最高となり、今回さらに伸ばして『イッテQ』を抜き去った。日テレは表向き、“たまたまのこと”と涼しい顔でしょうが、内心は穏やかでないと思いますよ。関西圏では『ポツン』が『イッテQ』に勝ったのは実は2度目で、今回は『ポツン』16.8%に対し、『イッテQ』13.3%と圧勝しています。さらに、この番組のみならず、テレ朝は年間視聴率で日テレから3冠を奪おうとしているのですから」(某テレビ局関係者)

 ちなみに、この日の「イッテQ」は、(1)“世界の果てまでイッタっきり”で、みやぞんが韓国でテコンドーの演武を習得するまで帰ってこられない企画、(2)ロッチ中岡のイタリア・スペインでQtubeという2本立てだった。

 一方の「ポツン」は(1)岡山県南東部の山奥でブリーダーをしている一軒家、(2)岐阜県の愛知との県境山奥にあった築300年の豪邸とこちらも2本立てである。

ヤラセ問題とイモト女優化

「16%取っていれば決して悪くはないのですが、『イッテQ』は18%は当たり前で、時には20%も超える番組ですからね。今回、日韓の関係が最悪の時に韓国ロケしたことが理由ではないと思いますけど、やっぱり、『イッテQ』は昨年のヤラセ問題がジワジワとボディブローのように効いてきているのかもしれません。ヤラセ問題によって、人気企画だった“祭り企画”を放送できなくなりましたしね。それに、この番組で人気の出たイモトアヤコのレア感がなくなってきました。彼女は『下町ロケット』(TBS系)や現在放送中の『家売るオンナの逆襲』(日テレ系)には女優として出演するようにもなってそれも好評です。しかし、フィクションの世界で上手いとなると、『イッテQ』のようなドキュメントバラエティがガンチコに感じられなくなってしまうこともありますからね。一方、『ポツン』は、衛星画像を頼りに人里離れた一軒家を訪ね、その住人はどういう人か調査するというだけの企画ですが、それが面白い。企画の良さに加え、大河ドラマ『いだてん』が絶不調で、その視聴者が流れてきたのかもしれません」(前出・某テレビ局関係者)

 なるほど、では「ポツン」を制作する朝日放送はどう考えているのだろうか。1位、おめでとうございます! 

「あ、いや、ありがとうございます。でも、なぜ数字が取れているのか私どももわかっていないところがありまして……」(朝日放送宣伝担当)

 喜んではいるが、ずいぶん控えめである。

「特に新コーナーを作ったわけでもありませんし、特番のころからまったく変わらず、何もしていないというのが正直なところなんです。それを毎週流す中で、視聴者の皆さんから認知して頂いたのではないかと」(同)

 確かに放送を重ねる毎に、地方での認知度が上がっているのは番組からもわかる。

「そうですね、スタッフが尋ねると『あの番組?』とか『来ると思ってたよ』なんて言って下さる方もいて、ありがたいです」

 新企画もなく、王者「イッテQ」を倒したのなら、尚のこと素晴らしいではないか。

「いえいえ、私たちが日テレさんやNHKさんのことなんて、そんなおこがましい……。粛々とやっていくだけです。今回はたまたま、運が良かっただけですよ」(同)

 15%超という高レベルで闘いを続ける「イッテQ」と「ポツン」だが、ちなみにこの日の「いだてん」は9.3%だった。