元NHKキャスターの勝部領樹(かつべ・りょうじゅ)さんが2018年12月18日、誤嚥(ごえん)性肺炎で死去していたことが分かった。87歳だった。葬儀は家族で行った。喪主は妻令子(れいこ)さん。
島根県出身。NHK入局後、社会部記者などを経て、1977年から夜の報道番組「ニュースセンター9時」に出演。自分の言葉で視聴者に語りかけるスタイルが当時話題を呼んだ磯村尚徳さんの後を継ぎ、2代目のキャスターを務めた。79年には南極から世界初となったテレビ衛星生中継のリポートも担当した。
2014年にNHKの退職者が当時の籾井勝人会長への辞任勧告か罷免(ひめん)を経営委員会に求めた際には、呼びかけ人にも名を連ねた。