男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は6日、シングルス決勝が行われ、第2シードの錦織圭が第4シードのD・メドヴェデフ(ロシア)を6-4, 3-6, 6-2のフルセットで破り、2016年2月のメンフィス・オープン(アメリカ/ニューヨーク、室内ハード、ATP250)以来 約2年11カ月ぶりのツアー優勝を果たした。決勝での連敗を9でストップさせ、キャリア通算12勝目をあげた。
【錦織の2019年 ATPが予想】
決勝戦、錦織は得意のストローク戦でメドヴェデフに主導権を握られると、第2ゲームでブレークを許してゲームカウント0-3と苦しいスタートとなる。
その後、徐々にウィナーを決めるなどでリズムを掴み始め、第5ゲームでブレークバックに成功。さらに第7ゲームでは最後リターンエースを放った錦織が再びメドヴェデフのサービスゲームを破り、第1セットを先取。
第2セットも好調の錦織だったが、8本のブレークポイントを握るもこのチャンスを逃すと、メドヴェデフに勢いを与え、第7ゲームから3ゲームを連取されてセットカウント1-1とする。
ファイナルセットは両者一進一退の攻防から、錦織が第4ゲームで集中を欠くメドヴェデフからミスを誘い出してブレークに成功。以降もリードを守り、昨年の楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、 室内ハード、ATP500)決勝で苦杯を喫したメドヴェデフに雪辱を果たした。
今後、錦織は14日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場予定。