全国高校ラグビー、山形中央は初戦敗退 新田戦19-80
[12/28 10:18]
第98回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕して1回戦8試合が行われ、山形中央は新田(愛媛)に19―80で敗れた。県勢は14大会連続で初戦敗退。
【焦点】前半3トライ、最後まで前へ
山形中央は後半20分にSO松沢佑生が負傷交代した。16人しかいない部員を使い切り、懸命に最後まで戦った。大敗にも、佐藤大志監督は「過去数年は(花園で)トライも取れなかった。一歩、進んだ」と選手をたたえた。
FWの平均体重が10キロ以上も重い新田に対して「ひるまずに戦った」と佐藤監督。全員が連動しての攻めで、前半には3トライを奪った。
CTBの堀智貴は今月中旬に古傷の左膝を痛め、全力疾走ができない。テーピングを巻き、痛み止めの薬を服用して強行出場し、前半26分にはトライを挙げた。「最後まで出られると思ってなかった」と力を出し切った。フランカーの長瀬寛大は1年生の教室を回り、部員の勧誘を続けた。グラウンド外でも苦心した主将は「悔いはない」とすがすがしい表情だった。