ときおりアラレすら降る中、私とちゃめは今の場所の施設建物最後になりました。
まるでわたしの入所を含む23年間のこの建物での生活の人生のようです。ちなみにここは「出川哲朗の、充電させてもらえませんか」にもちらりと今年出たのですが。
わたしよりはるか上のおじさんおばさんばかりで、壁には「自立更生」「失われたものを求めるな、残されたものを最大限に生かせ」「人生とはおもき荷を背負い、遠き道を行くがごとし」「いい女よりハニートラップ」「一本の桃色より10本の裏もの」「人生過少申告」「ゴーンと焼き鳥」なんていう啓発標語が、当時の知事の書やポスターが張ってあったりして、「刑務所かよ」と落ち込んだり、生の「こてっちゃん」を食わせてもらって打ち解けたり、桃色からばくちの仕方から仕込まれ、アビリンピックで一度は優勝し、重い肺炎で死にかけ、退院したと思ったら入院中付き添っていた母親が亡くなり、幼なじみ友人の死去から同じく幼なじみのちゃめとまさか一つ屋根の下で同居するとは思いませんでしてた。
この地には近くにあるクリニックに通院に来るため、月に一回は通りますが、毎日来なくなるのはさみしい。
どっかの施設のように、介護職員がやめてもゼロということはないのですが、今でさえ大変なのに、就労支援Bなんてできるのかしら。
さて、パソコンをしまって自宅に。さようなら、住民の皆さんありがとうございました。