東京地検特捜部は事情聴取を行っていた日産自動車のカルロス・ゴーン会長(64)を逮捕しました。
ゴーン容疑者は自らの報酬を過少に申告し、有価証券報告書に嘘の記載をした金融商品取引法違反の疑いが持たれています。特捜部はゴーン容疑者本人から事情聴取をしていて、19日午後に逮捕しました。ゴーン容疑者は今月上旬はフランスに滞在していて、今週に日本国内で予定されているイベントに出席することになっていました。特捜部はこのようなタイミングを狙って捜査に踏み切った可能性もあるとみられています。経営危機にあった日産自動車が1999年にルノーと資本提携したことから、ゴーン容疑者は日産の経営に関与するようになり、現在はルノー社、日産自動車、三菱自動車の会長を兼務しています。