夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるまスポーツ

 体操・世界選手権第5日(29日、ドーハ)2020年東京五輪予選を兼ねた大会。男子団体総合決勝が行われ、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの日本は合計253・744点で銅メダルに終わり、2連覇を逃した。ただ、3位までが手にする五輪出場枠を獲得。開催国枠を除き、全競技を通じて初めて自力での五輪切符となった。エースの内村航平(29)=リンガーハット=が右足首痛の中、白井健三(22)=日体大=ら若手がカバー。最低限のノルマを果たした。中国が14年大会以来の優勝、ロシアが2位だった。

 ほろ苦さを残しながらも、東京五輪の切符をつかんだ。大黒柱の内村が右足首故障で全6種目を演技できない中、2015年大会、16年リオデジャネイロ五輪に続く金メダルには届かなかった。それでも“体操ニッポン”としてのノルマは達成し、エースは胸をなでおろした。

 「(メダルの)色は目指していたものではないけど、最低限の結果はクリアできた」

 予選で3人が落下したあん馬からのスタート。技の難度を落とし、Eスコア(実施点)を重視する堅実な構成で勝負に出た。トップバッターの内村が予選で落下した「トンフェイ」を決めて流れを作り、21歳の萱、22歳の谷川航(ともに順大)が続いた。

 前半を首位で折り返したが、4種目目の平行棒で第1演技者の田中(コナミスポーツ)が落下。右足首をひきずった内村が意地の演技で挽回し、最終種目の床運動では22歳の白井が全体トップの14・933点をたたき出して表彰台を死守した。

 事前にライバルの得点分析などのシミュレーションで、内村は「ちょっと負けているな」と感じた。さらに、自身のけがで床運動跳馬を回避せざるを得ないアクシデントも重なった。得意の床運動跳馬に加え、鉄棒も演技した白井や萱、谷川航は力をつけてきたが、金メダルの中国に2・890点及ばなかった。

 代表5人が出そろった7月1日の全日本種目別選手権。記者会見までのわずかの時間に、ベテランになった内村の負担を減らすためには誰が何を演技すればいいか、白井を中心に全員で話し合った。「ここからどのようにロシアや中国との差を埋めていくか」と内村。東京五輪世代と呼ばれる白井ら若手とともに、巻き返しを期す。