元横綱の輪島さんが亡くなられましたね。
何かしら後援会から聞いたのか、けがをされると治療と称して鶴岡にいらっしゃり、地元では「間接治療の名医」と言っていてた諸橋医院(現いずみまちクリニック。お父さんはご健在。息子が後を継いでいる)に出向いて治療し、かなり効能の強い、去年閉鎖された羽黒町の、親父もけがをすると湯治に出かけていた筍沢温泉(日刊スポーツによく広告を出していた)にいっていました。
夜の帝王という二つ名にしては、ひなビタ宿での保養は、雑音から解放されたかったのか、古郷石川県七尾に似ていたのでしょうか。
デーモン閣下も言っていましたが、私もあの時代から食い入るように見ていた。輪島北の湖に酔いしれ、貴ノ花の粘り、増位山のいぶし銀、魁傑の職人気質、旭國の相撲博士、高見山、麒麟児、栃赤城、富士桜、鳳凰。。。どっかの「若貴ブームから取材しているベテランリポーター」を名乗るおばさんを鼻で笑いたい。こちとらぁ輪湖からだと。ほんと、教科書のような大相撲でした。
プロレスラーの時のがむしゃらさ。その後デビューした田上をどうしても輪島と比較して歯がゆかった記憶が。
電話して相手が公衆電話で「横綱、10円がないので切っていいですか?」と尋ねたら、「ああ、俺が10円入れればいいんてだろ?」という天然だった輪島さん。これでレジェンドが北の富士さん、栃ノ海さんぐらいになってしまった。
横綱はやはり気を貼るからなのかなぁ。
ご冥福をお祈りいたします。