大相撲の貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会に退職を申し出たことに絡み、協会担当者は29日、弟子らの千賀ノ浦部屋転属に関わる「所属先変更願」が同親方代理人から協会代理人に提出されたことを明らかにした。この日、貴乃花親方代理人が変更願を再び作成したと説明していた。
25日に提出された所属先変更願には千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の署名と押印がなく、27日に出し直されたものは原本のコピーだった。協会は10月1日の臨時理事会で審議するために書類を整えるよう求めていた。
貴乃花親方の退職について、協会は25日に同親方の代理人を通じて出された引退届が退職届ではないとして受理しなかった。27日の理事会では弟子らの転属の承認を優先し、その後に親方の退職について議論することを確認した。