台風20号は21日午前3時にはマリアナ諸島近海にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいる。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで暴風域を伴っている。
台風20号はこの後も発達しながら北西に進み、あす22日には小笠原諸島の南西海上を進む見込み。あさって23日には四国の南を北上し、23日（木）から24日（金）にかけて強い勢力を保ったまま、西日本にかなり接近、上陸するおそれがある。
暴風・高波
22日午前6時に予想される波の高さ
小笠原諸島では台風19号の影響もあり、海上ではすでにうねりを伴ってしけている。
22日になると、台風20号の接近に伴って非常に強い風が吹き、22日の明け方から大しけとなる見通し。
小笠原諸島で22日にかけて予想される最大瞬間風速は35メートル、波の高さは8メートル。うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意が必要だ。
また、23日（木）になると、西日本から東日本の太平洋側でも大荒れの天気となり、海は大しけとなるおそれがある。
大雨 西日本～東海は2つの台風の影響で降水量多く
西日本から東海にかけては台風19号の影響もあり、23日にかけて降水量が多くなるおそれがある。23日から24日にかけては、台風20号の影響でさらに降水量が多くなることが予想されるため、大雨に一層の警戒が必要となる。
なお、台風19号は台風20号に先行して北上しており、きょうの夜遅くからあすの明け方にかけて、九州南部や奄美にかなり接近する見通しとなっている。
