大リーグで投打の二刀流でプレーするエンジェルスの大谷翔平選手が、8日、本拠地で初登板し、7回を投げてヒット1本で無失点、奪った三振は12個と圧倒的なピッチングで2勝目を挙げました。
エンジェルスの大谷選手は、指名打者として今月6日までに3試合連続でホームランを打ち、8日はピッチャーとして本拠地アナハイムのエンジェルスタジアムで先発しました。
大リーグでの先発登板は2回目ですが、ピッチャーとして本拠地でプレーするのはこれが初めてで、大谷投手は大きな歓声を受けてマウンドにあがりました。
相手はデビュー戦と同じアスレティックスで、大谷投手は1回、1番バッターからフォークボールで、2番は速球、3番は再びフォークボールで、それぞれ空振りの三振を奪いました。
大谷投手は2回と3回も3人で抑えて、序盤、完璧な立ち上がりを見せました。
大谷投手は、相手バッターが2巡目に入った4回も3人で抑え、5回は4番から6番バッターまで再び3者連続となる空振りの三振を奪うなど、6回までランナーを1人も出しませんでした。
しかし、7回、大谷投手は1アウトを取ったあと、2番バッターにツーボールからの速球をレフト前ヒットとされ、初めてランナーを出しました。
さらに、フォアボールなどで2アウト二塁三塁のピンチとなりましたが、5番バッターからフォークボールで空振りの三振を奪い、得点を与えませんでした。
大谷投手は7回を投げて、打たれたヒットが1本、フォアボールが1つで無失点、三振は毎回奪って大リーグ移籍後初めてのふた桁、12個に達し、本拠地での初登板で圧倒的なピッチングを見せました。
試合はエンジェルスが6対1で勝って、大谷投手は2勝目です。
大谷「自然体で試合に入ることできた」
本拠地初登板で2勝目を挙げた大谷投手は「試合を作れて勝ててよかった。一人一人打ち取っていくことを考えてストライクを先行できた。何より、自然体で試合に入ることができてよかった」と振り返りました。