2023年の開場を目指して新球場構想を進める日本ハムが、北海道北広島市の「きたひろしま総合運動公園」に新球場を建設することが内定したことがわかった。この後、北広島市の上野市長が記者会見する予定。
16年5月に表面化した開閉式のドーム球場を軸とした「ボールパーク構想」がひとつの節目を迎えた。これまで両市と何度も協議を重ねた球団は、最終的に北広島市を選択。最寄り駅がないなど課題は残っているが、約37ヘクタールもの広大な土地を活用し、球団が目指す宿泊や商業施設も完備したアジアNo・1のボールパークを実現できる可能性が高いと判断したとみられる。
これにより日本ハムは04年から本拠とする札幌ドームがある札幌市を22年限りで出ることになる。
▽北広島市 石狩平野のほぼ中央部、札幌市と千歳空港の間に位置し、ともに快速電車で20分。1894年(明27)に月寒村から分離し、1996年の市制施行に伴い現在名となった。史跡・旧島松駅逓所は、札幌農学校(現北海道大)の創設者であるクラーク博士が「青年よ、大志を抱け」の言葉を残した場所として有名。