巨人は30日、実松一成捕手(36)に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。
28日に戦力外通告を受けた堂上
チームは今季、11年ぶりにBクラス。変革へ若返りを図っていることもあり、13日には「松坂世代」の同級生・村田修一内野手(36)も戦力外通告を受けていた。
実松は今季、開幕を1軍で迎え、14試合に出場。8打数無安打と結果を残せず8月3日に出場選手登録を抹消され、以降は2軍で調整を続けていた。
プロ19年目のベテランは、“準備の鬼”だった。球場には毎日一番乗り。東京ドームのデーゲームの日は午前7時半頃には球場入りし、試合に備える。2軍では若手のリード面や投手心理を理解する重要性などを若手に伝えるなど、信頼も厚かった。
◆実松一成(さねまつ・かずなり)1981年1月18日、佐賀県生まれ。36歳。佐賀学園3年の98年夏に甲子園出場。同学年の松坂、杉内、村田らと高校日本代表に選出され、同年ドラフト1位で日本ハム入団。06年にトレードで巨人移籍。通算成績は510試合で打率1割6分6厘、20本塁打、58打点。177センチ、85キロ。右投右打。今季年俸は2700万円。家族は妻と1男1女。