今月上旬から中旬にかけて山形県鶴岡市の医療機関を受診した14人からサルモネラ菌が検出され、このうち80代の女性が死亡しました。これまでのところ14人が食べたものに共通点はなく、県が感染経路の特定を進めています。
山形県によりますと、今月6日から18日にかけて、下痢や発熱などの症状を訴えて医療機関を受診した鶴岡市内の幼児から90代までの男女14人からサルモネラ菌が検出され、このうち80代の女性が死亡しました。また、重症ではないものの7人が今も入院しているということです。
これまでのところ、14人が食べたものや利用した飲食店などに共通点は見つかっていないということで、県は検出されたサルモネラ菌のDNAを調べたり詳しい聞き取りを行ったりして、感染経路の特定を進めることにしています。
サルモネラ菌は自然界に広く分布していますが、食べ物による感染が多いため、県は食品を十分に加熱するほか手洗いなどを徹底するよう呼びかけています。
山形県内でサルモネラ菌による死者が出たのは平成8年以来だということです。