カド番の大関・照ノ富士(25=伊勢ケ浜部屋)が大相撲秋場所6日目の15日、左膝の負傷により休場した。照ノ富士は5日目まで1勝4敗。3横綱2大関が休むのは1918(大正7)年夏場所以来99年ぶりとなった。照ノ富士は再出場しなければ、大関からの陥落となる。
照ノ富士は6月上旬に左膝を手術し、7月の名古屋場所を途中休場。今場所は初日から2連敗を喫すると3日目に栃ノ心を破って初白星を挙げたが、その後は再び連敗。松鳳山に寄り切られた5日目には古傷の左膝を悪化させ、「前に出たところ(で痛めた)」と話していた。
今場所は白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が初日から休場したほか、大関・高安は「右大腿筋群損傷。今後3週間の安静加療を要する見込み」の診断書を提出して3日目から休場している。