9日午後7時15分ごろ、広島県尾道市尾崎本町の建物から出火、火は周辺の木造の民家などにも燃え移り、消防によると、計23棟に被害が出ているという。60代とみられる住民男性と連絡が取れないといい、尾道署などが確認を急いでいる。
付近の住民によると、密集した住宅の屋根部分から火の手があがるのが見えたという。家族とともに避難したという近くの女性は「家にいたら、『危ない、逃げて』という叫び声が聞こえた。火柱が何度もあがり、ボーンという破裂音もした」と話していた。
現場はJR尾道駅の東約1・5キロの住宅や店が密集する一角で、一時騒然とした。