夜間訓練中、海自ヘリ墜落か=1人救助、3人不明-青森沖
時事通信社
26日午後10時50分ごろ、青森県・竜飛崎の西南西約90キロの日本海で、海上自衛隊のSH60J哨戒ヘリコプター1機と、連絡が取れなくなった。墜落した可能性がある。乗員4人のうち1人が救助され、3人が行方不明になっている。
海自によると、ヘリは大湊航空基地(青森県むつ市)所属。機長の佐藤佑樹3等海佐(36)ら男性隊員4人が搭乗していた。救助された1人は、命に別条はない。海自は艦艇3隻と航空機で残る3人の行方を捜索している。
ヘリは護衛艦「せとぎり」に搭載され、他の護衛艦とともに夜間の発着艦訓練中だった。連絡が途絶えた際、遭難信号が出された。海上幕僚監部に事故調査委員会が設置された。
第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)も現場海域を捜索している。
海自ヘリをめぐっては今月17日、海自岩国航空基地(山口県)で、多用途ヘリが訓練飛行中に横転。3人が負傷した。青森県の陸奥湾では2012年に、大湊航空基地所属のSH60哨戒ヘリが護衛艦に接触し、墜落。機長が死亡した。