全49代表校の初戦が終わった。近畿勢が5勝1敗、四国勢が3勝1敗など西日本が優位な印象だが、東日本では東北勢が4勝2敗と好調だ。
現在は北海道、東京同士の初戦対決を避けるほかは完全フリー抽選。第60回大会(1978年)以降、第88回(2006年)まで定着していた初戦の東西対決に相当するカードは9例あったが、こちらも6勝3敗で西日本がリードした。
ちなみに、東西対決の最後となった第88回大会は14勝10敗で西日本が勝ち越した。近畿勢が5勝、九州勢が4勝をあげて貢献した。
もっとも、序盤戦の勢力図で優勝の行方を予測できないのがスポーツであり、甲子園。このときは準決勝が2試合とも東西対決となり、智弁和歌山を破った駒大苫小牧(南北海道)と、鹿児島工を下した早稲田実(西東京)の東日本対決に。延長十五回引き分け再試合の末に早稲田実が初優勝したのは周知の通りだ。
さて、今大会は近畿、四国、東北勢が勢いを持続するか。それとも……。当たったためしがないので、予想はしないでおこう。