8月9日 9時21分
気象庁は、福岡県の福岡地方で、竜巻などの突風が発生したと見られるとして、午前８時４９分、福岡県の福岡地方と筑後地方に竜巻注意情報を発表しました。
気象庁によりますと、福岡市博多区の住民から、建物の外壁が突風で落下したという通報が地元の消防に寄せられたということです。当時、福岡市付近には、上空を発達した積乱雲が通過していたことから、気象庁は、竜巻などの突風が発生したと見られるとしています。
竜巻などの突風は、発達した積乱雲が近づいたときに発生します。福岡県では大気の不安定な状態が続いていて、今後も突風が発生するおそれがあります。
気象庁は、雷や急な風の変化、それに「ひょう」が降るなど、積乱雲が近づく兆しがある場合は突風に十分注意し、頑丈な建物などの中で安全を確保するよう呼びかけています。
福岡 博多区「強風で住宅外壁落ちそう」と通報
福岡市消防局によりますと、９日午前８時２０分ごろ、福岡市博多区須崎町４丁目で強い風が吹いて、住宅の外壁が道路に落ちそうだと通報があったということです。これまでのところけがをした人はいないということで、消防は竜巻や突風と関係があるか調べています。
博多区須崎町の宿泊施設の従業員は「店の中にいましたが、突風が吹いてきたことがわかりました。目の前の店に多くの消防隊が駆けつけています」と話していました。
