メッツ0―6ドジャース(4日・ニューヨーク)
レンジャーズからトレード移籍したドジャース・ダルビッシュ有投手(30)が4日(日本時間5日)、移籍後初先発初勝利を挙げた。敵地のメッツ戦で先発し、7回10奪三振、3安打無失点と好投。53日ぶりの勝ち星となる7勝目を挙げ、新天地デビューを飾った。
最速96・9マイル(約156キロ)の力のある直球で押した。初回2死一、三塁としたが、グランダーソンのピッチャーライナーを好捕。3回は先頭の投手・デグロムの左前打と二盗で1死二塁としたが、カブレラを空振り三振。続くブルースを遊飛に抑えた。
5回はロザリオの左前打と二盗などで2死三塁としたが、コンフォートを空振り三振に仕留めた。6、7回は3者凡退。7回は3者連続三振に仕留め、今季5度目の2ケタ奪三振をマークした。降板が決まった7回の投球後にはロバーツ監督からハグされて感謝された。
7回99球(ストライク68球)を投げ、10奪三振1四球、3安打無失点に抑えた。レンジャーズでの最後の登板では投球の癖を盗まれ、4回途中で自己ワースト10失点。防御率4・01となったが、この日の好投で防御率3・81となった。
チームはテイラーの14号先頭打者弾、プイグの20号ソロなど効果的に得点を重ね、6-0で完封勝ち。2連勝で、後半戦は15勝3敗とした。ダルビッシュは6月12日のアストロズ戦以来の勝ち星を挙げた。