夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

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看護師と聞いて、このようなイメージを思い浮かべる人は多いのではないだろうか。その象徴として親しまれてきたナースキャップだが、「患者さんや器具にぶつかって危ない」「衛生的に問題がある」などの現場の声があり、病院からほぼ姿を消しているのだ。ナースキャップだけでなく、看護師の服装も実用性を求める方向へ様変わりしている。

 小白川至誠堂病院(山形市)は約13年前、1954年の開院以来使っていたナースキャップを廃止した。60歳代の女性看護師は「ベッドサイドで作業する際などに邪魔だった。身軽になった」と話す。

 読売新聞が2月中旬、医療法で定められた基準を満たす県内の病院68施設を対象に聞き取り調査を行ったところ、ナースキャップを採用しているのはわずか1施設だった。看護師からは「患者さんを介助する際などにぶつかって危ない」「頻繁に洗濯できるわけではないので、細菌などがつくのではないか」などの声が聞かれた。

 日本看護協会(東京都)によると、90年代頃から国内でナースキャップを廃止する病院が増えたとする文献があるという。大手白衣メーカー「ナガイレーベン」(同)が昨年、販売品目として取り扱ったナースキャップは約10種類。約20年前と比べて約20種類も減ったという。

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 ナースキャップだけでなく、服装も大きく変化している。同社ではかつて、ワンピース型の白衣が主流だったが、現在では上下が分かれたパンツスタイルの方が「動きやすい」と評判がよく、ワンピース型の約4倍の売り上げがあるという。

 一方、ナースキャップ廃止など服装の変化で、「患者さんにとって、看護師と他職種の判別がつかないのでは」との指摘もある。

 公立置賜総合病院(山形県川西町)は約10年前、2000年の開院以来使っていたナースキャップを廃止し、15年9月頃からは看護師の制服を半袖のシャツ型白衣とパンツスタイルに統一した。一方で、看護師の名札に赤色の線を入れて目立たせたり、看護師の上衣の色としてピンクや藍など4色を用意したりして、他職種と区別をつけられるようにしている。

 4月から同病院で働く予定の三友堂看護専門学校米沢市)3年生(21)は「気分に合わせて色が選べるのはうれしいですね」と話す。仕事をするうえでの士気向上にもつながりそうだ。

 県看護協会(山形市)常任理事の大竹久子さん(69)は「以前は看護師のシンボルとしてかぶっていた意味合いが大きく、キャップに誇りを持っている人も多かった。時代とともに変わっていく看護師の服装ですが、常に患者目線は忘れないでほしい」としている。