千葉県成田市にあるテレビ番組などの出演用動物を飼育しているプロダクションで1月23日、飼育員の男性と女性の計2人がライオンに噛まれる事故が起きました。
発表によると1月23日午前11時ころ、成田市吉岡の湘南動物プロダクションで、「飼育員の男女2人がライオンにかまれた」などと119番通報があったということです。
これを受けて消防隊員らが現場に駆けつけたところ、飼育員2人が顔や首・足など全身を噛まれ負傷していました。
2人はすぐにドクターヘリで病院へ搬送され治療を受けていますが、意識がもうろうとしており、重傷の模様。
現場の湘南動物プロダクションでは様々な動物を飼育しており、テレビ局の番組制作や映画制作などの際に動物の貸し出しを行っているということです。
ライオンに噛まれた事故当時の状況
千葉県警などによると、飼育員らは当時撮影のため檻(おり)のなかでライオンを洗っていたということです。その際に、ライオンが突然噛んできたとのこと。
噛まれたのは28歳の男性と50歳の女性。男性は首などを噛まれ、女性は顔などを噛まれているということです。
ライオンは檻から逃げ出しておらず、当時は鎖につながれていました。
ライオンは事故後も檻のなかにいるということで、千葉県警は湘南動物プロダクション関係者らから事情を聴くなど、当時の状況などについて詳しく調べを進めています。
湘南動物プロダクションは1972年に設立された、ライオンやワニなど多くの動物を貸し出している会社です。