夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるま速報『横綱稀勢の里誕生へ』

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大相撲初場所で初優勝を決めた大関稀勢の里について、横綱昇進の議論をあずかる日本相撲協会審判部は、八角理事長に対し、横綱昇進に向けた臨時理事会の開催を要請することになりました。
稀勢の里は先場所、優勝力士に次ぐ12勝を挙げ、さらに今場所は14日目を終えて13勝1敗とし、千秋楽を待たずに初優勝を決めました。

これを受けて、横綱昇進の議論を預かる日本相撲協会審判部は、稀勢の里横綱白鵬と対戦する千秋楽の結果にかかわらず、八角理事長に対し、場所後に横綱昇進に向けた臨時理事会を開催するよう要請することを決めました。
二所ノ関審判部長「審判部内に異論なし」
日本相撲協会二所ノ関審判部長は、千秋楽の横綱白鵬戦の結果にかかわらず、理事会の開催を要請する理由について、「初優勝が決まったし、去年の年間最多勝という実績もある。審判部内に異論はなかった」と述べ、このところ安定した成績を残していることを評価したうえでの判断だという考えを示しました。
横綱昇進に向けた流れ
日本相撲協会の審判部は、千秋楽の結びの一番のあと、稀勢の里横綱昇進に向けた臨時の理事会を開催するよう八角理事長に要請し、理事長が開催を決めます。

理事会の開催が決まれば、日本相撲協会横綱として、実力や品格がふさわしいかを審議する横綱審議委員会に、稀勢の里横綱昇進を諮問します。

横綱審議委員会は東京・両国の国技館で23日に開かれます。
横綱審議委員会は、横綱に推薦する条件として、大関で2場所連続の優勝を原則とし、これに準ずる成績を挙げた力士を推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要と内規で定めています。
稀勢の里は2場所連続優勝を果たしていないため、出席した委員の3分の2以上が賛成すれば、横綱昇進を日本相撲協会に推薦することになります。

横綱に推薦された場合、日本相撲協会は、番付編成会議と臨時の理事会で稀勢の里横綱昇進を決定します。
過去の横綱昇進
横綱への昇進にあたっては、横綱審議委員会が推薦の条件として、大関で2場所連続優勝か、これに準ずる成績という内規を設けています。

以前は2場所連続優勝でなくても横綱に昇進した例は多くありましたが、昭和62年に第60代横綱双羽黒が異例の形で角界を去ったあとは長く、2場所連続優勝した力士だけが横綱に昇進してきました。
双羽黒は昭和33年に横綱審議委員会の内規ができて以降、初めて優勝を経験しないまま昭和61年の名古屋場所後に横綱になりましたが、昇進後も優勝できず、親方との口論から部屋を飛び出し、横綱在位わずか8場所で角界を去りました。

この後は、平成2年に昇進した第63代横綱旭富士から、平成24年に昇進した第70代横綱日馬富士まで8人続けて、2場所連続優勝の力士だけが横綱に昇進してきました。

ただ、もっとも最近誕生した第71代横綱鶴竜は、初優勝を果たした平成26年の春場所後に横綱に昇進しました。
鶴竜はその前の場所は14勝1敗で優勝決定戦で横綱白鵬に敗れていました。
2場所連続優勝ではない力士が横綱に昇進するのは、昭和62年の秋場所後に昇進した大乃国以来、27年ぶりのことでした。

稀勢の里は先場所は12勝3敗で優勝力士に次ぐ白星を挙げましたが、優勝は今場所が初めてで、横綱昇進を果たした場合は、鶴竜から2人続けて優勝1回での横綱昇進となります。
横綱審議委員会が昇進見送ったケースも
昭和25年に設置された横綱審議委員会は、有識者によって構成され、日本相撲協会の諮問機関として、横綱昇進をはじめ、横綱に関するさまざまな案件について、協会からの諮問に答申します。
相撲協会は「委員会の決議を尊重する」と定められています。

横綱審議委員会は内規で、大関で2場所連続優勝した力士を横綱に推薦することを原則とし、これに準ずる成績を挙げた力士を横綱に推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要と定めています。

この内規ができて以降、委員会が相撲協会から諮問を受けながら、推薦を見送った例もあります。
過去には、昭和43年夏場所後の玉乃島、昭和44年九州場所後の北の富士、平成6年秋場所後の貴ノ花の3回あります。

玉乃島は2場所続けて12勝を挙げたあとの昭和43年夏場所で、13勝2敗で初優勝しましたが、横綱審議委員会では「時期尚早」と慎重な意見が出て、賛成2人、反対4人で推薦を見送りました。
北の富士は昭和44年秋場所に優勝力士に次ぐ12勝を挙げ、続く九州場所では13勝2敗で2回目の優勝を果たしましたが、横綱審議委員会は「同じ大関玉乃島と比較して劣る」などとして、委員8人全員が反対し、推薦を見送りました。
また、貴ノ花は平成6年の初場所夏場所で優勝し、秋場所には全勝で6回目の優勝を果たしましたが、いずれも2場所続けての優勝ではなかったため、委員の間で意見が分かれ、2時間に及ぶ話し合いの結果、賛成6人、反対5人で内規の3分の2に満たなかったため推薦を見送りました。

委員会で推薦が見送られたこの3人の力士はその後、いずれも横綱昇進を果たしています。
昇進すれば17年ぶりの4横綱
稀勢の里横綱に昇進すれば、日本出身の横綱誕生は、平成10年に若乃花が昇進して以来、19年ぶりとなります。

また、現役の横綱は、白鵬日馬富士鶴竜と合わせて4人となり、番付に4横綱が並ぶのは、平成12年の春場所の曙、貴乃花若乃花武蔵丸以来、17年ぶりとなります。