大相撲初場所12日目は19日、東京・両国国技館で行われ、カド番の大関・琴奨菊が玉鷲に押し出しで敗れ4勝8敗と負け越し。陥落が決まった。単独トップで初優勝を狙う大関・稀勢の里は勢を寄り切りで下して11勝目。1敗を守った。2敗で追う横綱・白鵬は結びの一番で栃煌山を破り、稀勢の里との1差をキープした。
琴奨菊は10日目の豪栄道戦で7敗目を喫し、絶体絶命の状況に追い込まれた。7度目のカド番は残り5日間で残り1敗もできない大ピンチとなり、11日目は鶴竜休場で不戦勝となったが、12日目に白星をつかむことはできなかった。
16年の初場所では初優勝で日本中を熱くしたが、1年後には厳しい現実が待っていた。