というわけで「何がどう言うわけなのかわからんが」、昨日までひと月ぶりに帰ってくるってぇと、ちゃめと子づくりもせず、まんま作ってせっせと仏壇に上げ、客の対応をしつつ来週の四十九日準備をして帰ってきた。
まー、家というものは一人もいないというと、本当に「火の気のない寒さ」とは言ったもので、「室内温三度」という寒さで、なかなか温まらずしばらく上着着たままあれこれする始末。
だから空き家になると朽ち果てていくのは、人家一体みたいな
ただ父親がいなくなってちゃめと来たのも三回目。ようやく「二人で生活する流れ」みたいなのがつかめて気がします。ほんと今回も、父親の人脈、人とのつながりをかみしめてますな。
さて実家、持ち家として家主になって間もないわけで、「しょったもの(背負った物)は大きい」と、感慨深い気持ちを逆なでするようなことが地域で起こっているから気をつけろと言われた矢先起きました。
まー過疎地なので、暗く成れば来客もないと思いカギをかけ、夕食前に用足ししていたところ一人のおばさんが着まして、ちゃめが応対したところ「やっと電気がついていたので、いるものと思い来ました。開ける期間が長ければ貸していただくか、譲ってくれないか」みたいなことを。
ちゃめ「家の物を呼んできますので」
来客「いい、あなたでいいから決めて」
と。
ちゃめは、父親が亡くなって日も浅いこと。当人は売る気も貸す気もなく、月一度帰ってくること。近いうちにまた住むことなどを伝えて断ると帰ったとか。
いやー出来のいい彼女だ。たまに爆発するけど。
二組いるらしく、どちらが来たのかわからないが片方はもともとこの地区に住んでいたものの仕事で東京に赴任したため屋敷と土地を処分(寺からの借地だったらしい)。その後再び地元に来たものの住むところはなく、実家の借りていた土地の寺の土蔵を間借りして生活していたもの不便で、壊す寸前の別の家を安く購入したものの、今度は別の仕事で留守が長くなったうえ、川べりで湿気が多く、廃墟寸前の家がさらに傷んだため探していたらしい。
もう一組は…なんでしょうね。