震度5弱の地震 福島県と宮城県に津波警報
11月22日 8時35分
22日午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があり、この地震で気象庁は福島県の沿岸に津波警報を発表しているほか、新たに宮城県の沿岸にも津波警報を発表し、高台に避難するなど警戒を呼びかけています。
22日午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、この地震で気象庁は福島県に加えて、午前8時9分に新たに宮城県にも津波警報を発表しました。
宮城県と福島県の沿岸で予想される津波の高さは最大で3メートルです。
また、青森県の太平洋沿岸と、岩手県、茨城県、それに千葉県九十九里・外房沿岸、千葉県内房と伊豆諸島に津波注意報を発表しています。予想される津波の高さは、いずれも最大で1メートルです。
津波警報が出ている仙台港では午前8時3分に1メートル40センチの津波を観測しました。また、福島県相馬港で午前7時6分に90センチ、岩手県久慈港で午前7時37分に80センチ、福島県いわき市小名浜港で午前6時49分に60センチの津波を観測しました。場所によってはさらに高い津波が到達しているおそれがあり、海岸から離れ、高台などへの避難が必要です。
また、この地震で、震度5弱の強い揺れを福島県のいわき市と白河市、須賀川市、南相馬市、広野町、楢葉町、双葉町、浪江町など、14の市町村と、茨城県の高萩市、それに栃木県大田原市で観測しました。
このほか、北海道から中国地方にかけての広い範囲で震度4から1の揺れを観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は福島県沖で、震源の深さは25キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.4と推定されています。