夜だるま昆布長の、カウントギリギリ!(;゚д゚)(つд⊂)

Yahoo!ブログより移籍いたしました、夜だるま昆布長と申します。自身障がい者で、施設に通所しながら、日々アビリンピックの練習や、個人新聞を製作しています。Officeむいんぐ代表。林家木久扇名付け人です。山形県鶴岡市。

夜だるま速報『点滴に異物混入』

横浜市神奈川区の大口病院で入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、2人の点滴に混入されたとみられる消毒液の空のボトル3本を、神奈川県警が押収したことが捜査関係者への取材で分かった。医療器具や手指などの消毒に使われる製品で、病院のごみ箱から見つかったという。県警は、院内で使われている消毒液を、何者かが注射器で点滴に注入した疑いが強いとみて調べている。
 この消毒液は「ベンザルコニウム塩化物液」で、商品名は「ヂアミトール」。メーカーによると、家庭では使われないものという。毒性が強い「逆性せっけん」の一種で、強い殺菌効果がある界面活性剤が含まれる。
 濃度を調整して使う場合もあるが、専門家によると、「界面活性剤を注射すると、針を入れた周辺の血管に痛みが出る。量が多ければ、臓器が障害を受け、死に至る可能性もある」という。同種の製品では、口から飲んだ場合の成人の致死量は10%溶液で10~30ミリリットルとされ、誤飲による死亡事例が少なくないとされる。劇薬指定はされていないが、容器には使用上の注意として、経口投与や浣腸(かんちょう)に用いないよう明記されている。
 捜査関係者によると、18日午前に点滴を受け、同日午後7時に死亡が確認された西川惣蔵(そうぞう)さん(88)と、19日午後10時ごろに点滴を投与され、翌20日午前5時前に死亡が確認された八巻(やまき)信雄さん(88)の体内からはいずれも、ヂアミトールと同じ界面活性剤が検出された。八巻さんが投与されていた点滴袋の中からも、同じ成分が検出されているという。2人は4階の同じ部屋に入院していた。
 2人に投与された点滴は17日午前、病院1階の薬剤部から4階のナースステーションに搬入されたものだった。薬剤部では施錠した保管場所から出した後、職員2人が投与対象の患者や使用予定日を書いたラベルなどをチェック。4階では段ボール箱に入った状態で保管されていた。平日は4階に看護師6~7人が勤務しているが、この日は3連休の初日で、3人態勢だった。
 事件発覚後に4階に残されていた未使用の点滴約50個のうち、10個前後のゴム栓部分に小さな穴が開けられていた。県警は何者かが人目に付きにくい日を狙い、4階への搬入から西川さんに投与されるまでの1日ほどの間に、ヂアミトールを混入した疑いが強いとみている。