東京都知事選挙を巡る候補者選びで、自民党は総務省の前事務次官・桜井俊氏の擁立を断念し、他の候補を模索している。
桜井氏を巡り、自民党は東京都連の石原会長が直接会談するなど立候補を要請してきたが、桜井氏の固辞する姿勢は変わらないと判断し、擁立を断念した。
現在、他の候補者を模索しており、前岩手県知事の増田寛也氏や外務省の前事務次官・斎木昭隆氏などの名前が挙がっている。ただ、増田氏や斎木氏は立候補に否定的な考えを示しているということで、自民党の一部には先月29日に立候補を表明した小池百合子元防衛相の容認論も出ている。
小池元防衛相「私は意思表示をさせて頂いて、その後は決定される方々にお任せということになると思います」
自民党東京都連の幹部は、「この一両日が勝負だ」と述べ、4日までには候補者を決めたいとしているが、調整は難航している。